マグロの漁法について 各特徴とは…?

マグロの漁法について 各特徴とは…?

こんにちわ!
市場の情報屋「ずみ」です!

ついに梅雨に入りましたね…私の苦手な季節です(泣)
台風が多くなり「シケ」の影響で魚類の価格変動も多くなりそうですね..

今回は前回に引き続き「マグロ」について書かせて頂こうと思います。

前回の記事はこちら → 「マグロの種類は? 特徴は?

気になるマグロの仲卸さん紹介 はこちらから!


皆様、マグロの「漁法」についてご存知でしょうか?

飲食店仕入れご担当者の方はご存知の方も多いと思いますが、今回はその各漁法の特徴や仕入れへのかかわりなどについて書いていこうと思います。

マグロの各漁法について

【 1本釣り 】

カツオの漁法にも導入されており、多くの方が耳にしたことある漁法だと思います。
この漁法は小型船でマグロの群れの先頭にいき、1本の釣り糸・釣り針で、1本のマグロを釣り上げる漁法です。
船の操舵技術から、釣り上げる漁師の技量などがうまくいって釣れる難易度の高い漁法です。

この漁法では1匹づつ釣り上げるので魚体の「傷」が少なく済みます。
また、マグロの扱いが丁寧な船だと「身焼け」が少なく一本釣りというブランドも作用してより高価で取引されることが多いです。

【 延縄漁(はえなわりょう) 】

延縄漁(はえなわりょう)とは一本の幹縄(みきなわ)と呼ばれる長い縄に、
針のついた枝縄(えだなわ)を一定間隔で取り付けた漁具を使う漁法を指します。
枝縄の長さは数百メートルのものから、数百キロに及ぶこともあります。

この漁法の特徴は比較的傷が少なく鮮度のよいものが一本釣りより多く捕獲できる点にあります。
延縄漁で捕獲されたマグロも一本釣りと同様に高価で取引されています。

【 まき網漁 】

魚群探知機などでマグロの群れを見つけ出し、漁船で円形状にその魚群を包む込むように入れて魚を囲い込んで漁獲する漁法です。

この漁法としては効率がよく、一度に大量に捕獲できます。
ですが回遊魚であるマグロはこの漁法だと一部が動き回れず酸欠で死んでしまうことがあったり、他の魚体との衝突の傷や引き上げるまでに暴れ身焼けが多くなってしまうことがあります。

しかし一度に大量に捕獲できるのでこの漁法では比較的安価にマグロが取引されています。

このようにマグロの中でも各漁法で、それぞれのマグロの品質や価格が予想できます。

飲食店仕入れご担当者様の思い描くお店にあったマグロを探す際に、
「 漁法 」についても仲卸さんや仕入れ業者さんにお尋ねすると見つけやすいかもしれません。


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