身の甘さが絶品! アマダイの特徴とタイとの違いは?

身の甘さが絶品! アマダイの特徴とタイとの違いは?

こんにちは!市場の情報屋「ずみ」です!
いよいよ気温が下がってきて「秋」を感じさせるようになってきましたね。
すでに私は掛け布団を出しました。笑

今回は仲卸さんのフェイスブックやインスタグラムを見ていたときに気になっていた、
「アマダイ」について書かせていただきました。
漢字では「甘鯛」と書くのですが、そのアマダイの特徴はどのようなものなのでしょう?真鯛との違いは…!?


 

■アマダイ とは?

アマダイ / 甘鯛
スズキ目スズキ亜目アマダイ科アマダイ属の魚。
アマダイは通年と押して流通している魚で、一概に旬を指すのは難しいが
産卵期が9月頃から12月頃にかけてとされおり、身がよりおいしく食べられるのは夏~秋口にかけてとされている。つまり今がちょうど「旬」にあたる。

また「アマダイ」と指されるものは一般的に アカアマダイ を指す。
よく市場に流通しているのもこの種で、そのほかアマダイ属には シロアマダイ
キアマダイ などがある。
上記3種類の中では、シロアマダイが最も味がよく高級とされその次に、アカアマダイ
そしてキアマダイの順とされているようです。

そして 鯛 とついていますが、アマダイ属なので真鯛などが属しているマダイ属とはことなり、本当は鯛とは別の魚になります。

【シロアマダイの特徴】 : 体色が白っぽく尾びれに黄色横縞がある

【アカアマダイの特徴】 : 全体にピンク色で腹は白く、目の下はややオレンジ色でその後ろに白く光る帯状の部分がある。

【キアマダイの特徴】 : アカアマダイと非常に似ていますが、背びれや尾びれがアカアマダイより黄色がかっているものがキアマダイと区別されています。

■鮮度の良いアマダイを選ぶポイントは

目がみずみずしくハリがあり、澄んでいるもの
目の大きなアマダイなので、時間がたつと目が乾いてくぼんでいきます。そのようなものは
避けたほうが無難でしょう。

エラが鮮紅色のもの
選ぶたが鮮やかな紅色であるのものがベストで、茶色っぽいものや薄くクリーム色のものは避けたほうが良いでしょう。

体にハリがあり硬さのあるもの
全体的に体表の色が鮮やかで光沢があり、腹を触って硬いものが新鮮とされています。
また、魚体の大きいものは甘みが多くおいしい。 ただお値段も同時に張ります。。

 

■アマダイのおいしい食べ方

アマダイの身の特徴として、白身で脂肪が少なく水っぽさがあり、肉質が柔らかい。
真鯛のようにぷりぷりっとして食感はなく、しっとり柔らかい印象です。

調理をする前に塩を振って身を締めてから料理しないと、水分が多く柔らかいので型崩れしてしまう恐れがあるので注意です。

・刺身
鮮度が良いものはお刺身がおススメです。
こちらもおつくりにする前に、軽く塩を振っておいたほうが型崩れししづらいです。

またアカアマダイは皮目の色が美しく、皮と身との間に旨味があるのでそれを活かす
松皮造り(湯霜造り)にすると良いようです。

・蒸し物

アマダイの風味、甘みを楽しむため薄味の蒸し物も捨てがたいです。
アマダイ本来の味を堪能するには良い調理法です。

 

まとめ

アマダイは色味は真鯛ににたピンク。名前もアマダイ(甘鯛)と鯛の仲間のようにも思えます。

ですが、まったくの別の魚で真鯛にはない身の柔らかさや上品な甘みが特徴です。
もちろん高級魚とされているのでそれなりにお値段が張ると思いますが、今の時期が旬!

もしご興味ある飲食店仕入れご担当者の方、試してみてはいかがでしょうか!

 

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