築地市場以外に、東京で仕入れができる市場は…?
こんにちわ!
市場の情報屋「ずみ」です!
東京の市場と言えば「築地市場」
私の最初のころは築地市場の営業時間中に回り、ランチを取って帰るという築地市場にべったりで他の市場を知らなかっ
豊洲市場移転もあり、
今回はその東京にある築地市場以外の市場で、
足立区千住橋にある「 足立市場 」
以前に築地市場・豊洲市場について書かせて頂いているのでこちらもぜひ!
・日本一の市場「築地市場」の特徴とは?
・新市場「豊洲市場」の特徴とは?
足立市場とは?
足立市場( 千住の魚河岸 )
・所在地
東京都足立区千住橋戸町50番地・業務開始年月
昭和20年2月11日・取り扱い品目
水産物
まぐろ類 約8%、鮮魚 約30%、残りの62%は冷凍品や塩干加工品の割合・取扱量(金額)
水産:67t(6億3千万円)・交通アクセス
京成電鉄千住大橋駅下車 徒歩3分
JR常磐線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレス
北千住駅下車 徒歩15分
東京メトロ千代田線、日比谷線北千住駅下車 徒歩15分
コミュニティーバス「はるかぜ」 5分足立市場は川魚・青物・
米穀を中心に大正年間に始まったといわれており、
その後、街道の要衝の地として発達し、神田・駒込と並ぶ江戸3大青物市場の一つに数えられ幕府の御用市場とな りました。
東京都は、昭和17年に現在地(千住橋戸町)を買収、施設を整備し、 同20年2月11日に千住河原町にあった青果市場荷受組合と西新 井村本木町にあった東京北魚市場を収容した「総合市場 」として中央卸売市場足立市場を発足させました。 しかし、その後 取扱量の増加に伴って施設の狭隘化が著しくなったため、
青果部門を昭和54年9月17日に足立区入谷(北足立市場) に分離・移転させ、足立市場は水産物の市場として改めて発足し、 現在に至っています。
(東京都中央卸市場ページより http://www.shijou.metro.tokyo.jp/info/06/)
このように足立市場は青果部門を取り除いた 水産物専門 の中央卸売市場で、これは都内で唯一の市場です。
水産物専門なので青果物やその他加工品を取り扱う店舗もありますが基本的には水産物を取り扱う仲卸業者さんがひしめき合って営業を行なっています。
市場で営業をしている仲卸業者さんは
鮮魚:28店舗
マグロ:19店舗
塩干:14店舗
ふぐ:3店舗
たこ:1店舗
貝類:2店舗 となっています。
気になる! 足立市場の魅力とは?
・場内がコンパクトで回りやすい! でも品目数もしっかり確保できる!
敷地面積でいうと
足立市場 約4万2千平方メートル
築地市場 約23万平方メートル とほぼ1/5の広さです。
また仲卸業者さんの数も
足立市場 約50店舗
築地市場 約600店舗 と1/10よりも少ない仲卸業者さんで営業を行なっています。
ただ、水産物専門の中央卸売市場なので 品揃えは文句なし!
発足から400年以上の歴史を有する市場で、各分野専門の仲卸業者さんが目利きした商品をコンパクトに見て仕入れることができます。
築地市場の多彩な仲卸業者さんから仕入れるのもよいですが、足立市場のコンパクトさであれもこれもと歩き回ることなく、比較的回りやすく仕入れることができるのも十分に魅力だと思います。
・親切丁寧な接客!
足立市場の仲卸業者さんは比較的優しく、丁寧に接客をしてくださる印象です。
実際に私も足を運んで仲卸業者さんの店舗を除いてみたのですが
「今日のおすすめはこれだよ!」
「どんなものお探しですかー?」
と優しくお声をかけてくださった記憶があります。
他の市場の接客が雑であるというわけでは決してなく、足立市場は独特な「アットホーム」な雰囲気があり、
足立市場で仕入れを行なう際は比較的相談しやすく仕入れがしやすいように思えます!
まとめ
足立市場は水産物専門の中央卸売市場として営業を行っています。
ですのでしっかりとした品ぞろえとコンパクトに市場を回りやすいという利点で、大きな築地市場で仕入れるより使い勝手良く足立市場で仕入れを行う飲食店さんも多いようです。
また丁寧な接客や人当たりのいい仲卸さんが多いようで、市場での仕入れをお考えの方は一度 足立市場での仕入れを考えてみてはいかがでしょうか!
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