「夏に旬なお魚」 それぞれの特徴や美味しい提供方法は..?

「夏に旬なお魚」 それぞれの特徴や美味しい提供方法は..?

スタミナをつけるために「お肉!」という宣伝を見かけることがありますが、夏だからこそ美味しい旬なお魚がたくさんあるので飲食店オーナー、仕入れご担当者様もお魚メニューを考えている方も多いと思います。

そんな中、改めて旬なお魚の種類とその楽しみ方についてまとめてみました!


マアジ

「あじ」とはスズキ目アジ科の魚類の総称で、日本近海だけでも20種類以上あり
主な「あじ」は マアジ、メアジ、ムロアジ、シマアジなどがあります。

新鮮なアジは うろこが銀色に光り、目が透明で目やえらに出血がなく、体表全体につやと張りがあります。

今回挙げる「 マアジ 」はほぼ1年中出回っている魚になりますが、5~7月は産卵前で特に「脂」がのって旨味が増します。

皆様ご存知のとおり、マアジは用途が広く 刺身・たたき・塩焼き・煮つけ・から揚げ と調理の幅がそこを知れないです。

栄養価自体もバランスがよく、たんぱく質が豊富でカルシウムも海産魚類のなかでトップクラス位置しています。

そんな栄養豊富なマアジ! 夏にうってつけなレシピは….

ずばり・・・・・・ 「 マリネ

お酢は夏バテ予防に抜群で、さらに酢の効用でカルシウムの吸収率がアップするようです!

スズキ

スズキはブリと同じように成長と共に呼び名が変わる「出世魚として有名で
ヒカリゴ → コッパ → セイゴ → フッコ(orハネ) → スズキ というように呼び名が変わっていきます。

新鮮なスズキは目が透き通り、ハリがありうろこの落ちが無く尾の付け根がふっくらしているものが新鮮です。
スズキの旬は脂の乗る夏とされされていますが、秋~初冬の産卵に備えて卵を抱えたスズキ(腹太も美味しいとされています。

スズキは淡白な味ですが弾力のある魚で 刺身や焼き物、蒸し物などの調理法で楽しまれています。

夏は「 洗い 」という調理法が美味しさを引き立てるようで(私、初耳な調理法でございました….)

3枚におろし、血合い部分を除き薄切りにし よく冷えた氷水で切った身を急速に冷やしてから流水で洗うと 切った身は縮み 独特の食感が生まれるのだそうです!

夏はさっぱり ポン酢 でキュッと楽しみたいですね…..冷酒飲みたくなってきちゃいました…

イサキ

私自身、あまり「イサキ」を目にしたり口にしたり経験がないお魚なのですが、
スズキ目イサキ科に属するお魚。幼魚は体側の上半分に黄色い縦縞が3本あり、成魚になるとその模様は消え オリーブがかった褐色になるそうです。

6月~9月ごろが産卵期にあたり、産卵前の5月~7月ごろが脂ののりがよく、もっとも美味しいとされています。
美味しいイサキはふっくらと丸みを帯びつつ身にハリがあり、しっとりとぬれたように艶のあるものが脂がのっていて美味しいです。

イサキは活きのいい状態でも目がにごっているように見え目での目利きは難しい魚とされているので上記のポイントに着目すると良いです。

旬の時期のイサキの刺身はタイにも負けない美味しさがあるといわれており
調理法の幅も 焼く、煮る、揚げるなど幅広いです。

特に脂ののるこれからの時期は・・・「 塩焼き

こちらがおススメで、焼く前にイサキの体全体に塩を軽く振りなじむまで少しおいた上で焼くと 香ばしさ×脂の旨味 が引き出され絶品だそうです!

飲食店オーナー、仕入れご担当者様 夏だから こそ の焼き魚メニューを考えてみてはいかがでしょうか!

アオリイカ

私自身、イカはとても好きでお刺身でもお寿司でも必ず頼んでしまうほど好きです。あの甘みがなんともいえないです…..!
今回の「アオリイカ」はヤリイカ科アオリイカ属の大型になるイカの種類で、大きいものだと胴の長さが50㎝を超え、重量が5kgにもなる物もいるようです。

通年流通されていますが、産卵前の5月~8月ごろの大型アオリイカが旬とされています。
新鮮なアオリイカは半透明で触るとイカの表面に色の変化が見られます。

アオリイカは身が厚く、噛んでいるとトロリとした食感になり甘みがまる美味しいイカです
食べ方はやはり刺身がおおく、そのほかにも炒め物や揚げ物でも美味しく頂くことができます。

アオリイカのおススメ調理法は・・・・「 お刺身
やはり旨味成分アミノサン豊富なアオリイカはお刺身で食べるのが一番で、獲れたてをすぐ出すよりは少し寝かしたほうがより旨味が増すといわれています。

オーソドックスなわさび醤油も良いですが、岩塩×レモン もさっぱりと食べれアオリイカの甘みをとてもよく引き出すのだそうです。

もともと甘くて美味しいアオリイカをさらに美味しく頂ける 岩塩×レモン….聞いただけでよだれが止まらないです….!

旬を迎えることでそのものの旨味が増え、それに適した食べ方が様々あるようですね。
飲食店オーナーや仕入れご担当者様も一度、業者の方へ相談や市場に足を運ばれる方は仲卸さんへ直接「旬」や美味しい「提供方法」などをお尋ねするものいいかもしれません。


仲卸さんに旬を尋ねてみたい! という方はこちらから

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