日本一の青果流通量! 「大田市場」の魅力とは?

日本一の青果流通量! 「大田市場」の魅力とは?

こんにちは!
市場の情報屋「ずみ」です!

気温と湿度が連日高い中、みなさま体調崩しておりませんか?
僕はランチでも買い物に行っているときでもワールドカップが頭から離れず、連日観戦してしまい、そちらで体調を崩しそうです..笑

さて、前回は「 足立市場 」にフォーカスした記事を書かせていただきました。
水産物専門市場! 「足立市場」

 

東京都内にはまだまだご紹介したい市場ありまして…
今回は 日本一の青果流通量 を誇る「 大田市場 」をご紹介したいと思います。


大田市場とは?

大田市場

・所在地
大田区東海三丁目2番1号

・業務開始年月日
平成元年5月6日(青果)
平成元年9月18日(水産)
平成2年9月8日(花き)

・取扱品目
水産物・青果物・花き

・取扱数量(金額)
水産:33t
青果:3,623t
花き:288万本
※ 平成26年1日当り

・交通アクセス

JR品川駅より都バス、または、JR大森駅・京浜急行平和島駅より京急バス
いずれも「大田市場」行

東京モノレール流通センター駅下車 徒歩15分

JR大森駅より京急バス「京浜島」又は「城南島」行 京浜大橋下車 徒歩1分

 

大田市場は、都における生鮮食料品等の円滑な流通を確保するため、

青果物・水産物及び花きを取り扱う総合市場として、都心部に立地する「 神田市場 」・五反田にあった「 荏原市場(蒲田分場含む)
」を統合し、青果部は平成元年5月6日に業務を開始しました。

また、平和島にあった「 大森市場 」を収容し、築地市場の一部業者も統合し、水産物部が平成元年9月18日に業務を開始し
さらに、城南地区に点在していた9つの花き民営地方市場を統合し、花き部が平成2年9月8日に業務を開始しました。

(東京都中央卸売市場ページよりhttp://www.shijou.metro.tokyo.jp/info/03/ )

 

このような各市場の統合を経て現在では 青果 花きの取り扱い 「 日本最大規模 」 の流通量を誇ります。

また、大田市場は総合市場なので青果物のみならず水産物もしっかりとそろえることができます。

市場で営業をしている各仲卸業者さんの数は

青果
166業者

花き
18業者

水産
43業者
に分かれ圧倒的に青果仲卸さんが多いですが、水産仲卸さんもそれぞれマグロ専門や鮮魚専門など豊富に取り揃えています。

日本一の青果市場! 大田市場の魅力とは?

・良好な物流アクセス機能による、青果物の豊富な取り揃え!

大田市場は南側には羽田国際空港、東側には東京港、北側にはJR貨物基地、真ん中を貫くように首都高速湾岸線が通っており、物流の拠点として最適な環境の中で市場業務を展開しています。

(東京都中央卸売市場ページよりhttp://www.shijou.metro.tokyo.jp/info/03/ )
この良好な物流アクセス機能により、珍しい海外の青果や日本全国各地の青果が集まります。
その集めた青果物は94,900m2 という広い敷地の青果棟で裁かれ販売されます。

ただひとつご注意点があります。
大田市場の青果を取り扱う仲卸さんの多くはスーパー、小売業者の方々とお取引している方が多いので、事前に飲食店へ直接卸している仲卸さんを探していったほうが良いです。

私のおススメ仲卸さんは「 丸和商店 」さんです。

丸和商店さんは生産者の方々とのつながりを大切にし、珍しい野菜を小ロットのみならず使いやすいようにカット対応なども行なってくださる仲卸さんです。

大田へ行った際には良くお話をさせていただくのですが、みなさまのアツい想いにいつも頭が上がりません…
大田市場で青果の仕入れをお考えの飲食店さんはぜひ一度覗いてみてください!

青果物だけじゃない! 鮮度抜群の水産物たち!

青果物の取り扱い日本一の大田市場ですが、実は水産物もすごいんです。

平成22年度より、卸売り業者である大都魚類株式会社が中心となり、場内に活魚の大型備蓄水槽を増設し、24時間新鮮な魚介類を供給できる体制になっています。
カンパチ、マダイ、ホッケ、ヒラメをはじめ、温度管理が難しいと言われているスルメイカや海外から輸入されるオマール海老専用の生簀もあり、これだけの規模(130t、21基)と種類の活魚水槽がそろっている以上は全国的にも大田市場だけです。

生きたまま管理しているため、鮮度抜群であることはもちろん、消費者の口に入る時間から逆算して一番旨みが熟成されるタイミングで〆ることにより、その魚が一番美味し状態で供給することが可能です。

(大田市場 水産物部 おおたの魚サイトより http://ota.fish/about/)

 

そうなんです。活魚水槽にて活魚・活イカ・活オマール海老を取り扱う量も日本一なんです。
また、先ほど申し上げたような「 良好な物流アクセス機能 」より、全国の水産物が大田市場に行き交います。

そして、豊洲市場が閉鎖的コールドチェーン(衛生管理を整えた物流)を確立する市場として着目されていますが
ここ大田市場でも最新の衛生基準をクリアした加工対応仲卸店舗を有している市場なのです。

 

大田市場水産部で私のおススメの仲卸さんは「 若松屋 」さんです。

若松屋さんはマグロから鮮魚まで幅広く商品を取り扱っている仲卸さんです。
半身などの小ロットの対応はもちろん、鮮度を落とさないために真空パック対応もしている仲卸さんです。

若松屋さんもよくお話をしてくださるのですが、とても気さくなスタッフさんばかりで「今日はこんなのがあるんだ!」などいろいろ教えてくれます!

青果物だけでなく、水産物の仕入れをお考えの飲食店様は、ぜひ覗いてみてください!

 

 

まとめ

大田市場は青果物の取扱量、品揃えはもちろん、鮮度抜群な水産物をしっかりとした衛生管理の下取り扱っている市場です。

築地市場が豊洲市場へ移転する時期も近づいています。
一度大田市場での仕入れも検討してみてはいかがでしょうか?


 

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